毎月の講演会は、会員以外でも参加して聞くことができます。ご活用ください。

食品技術士センター について

食品技術士センター とは?

「食品技術士センター」は、公益社団法人日本技術士会にとう技術士、技術士補、そして関連する専門家によって構成される組織です。

「食品技術士センター」は、公益社団法人 日本技術士会 認定 活動グループです。部門名ではありません。
食品技術士センターの会員には、技術士部門としては、生物工学部門、農業部門、水産部門、経営工学部門、機械部門、そして総合技術監理部門などの異なった部門の技術士だが、食品に関連する職業についている方々が参画して、部門横断的に結集し、各種活動を通して食品業界の技術向上(安全や法令順守を含む)に寄与することを目的にしています。

 技術士試験との関係では、食品業界に関係の深い部門は、「食品」という技術部門は設定されていませんので、農業であれば農芸化学、水産であれば水産加工等の選択科目で受験・合格した専門家です。

また、食品の開発・製造加工、衛生管理、設備、機械、バイオ、環境対策、省エネ、マーケティング、知的財産管理や食品製造機械やHACCP適合の新工場建設に関する経験と情報に詳しい会員もいます。尚、入会を希望される技術士の方は、「入会」欄をご参照の上、所定の書類にご記入の上、下記に送信お願い致します。

技術士とは?

 技術士制度は、文部科学省が所管し優れた技術者の育成を図るための国による資格認定制度です。技術士は、技術士法に基づいて年1回行われ21の技術部門から選択して受験する、国家試験に合格・登録した人だけに与えられる資格です。

科学技術に関する高度な知識と応用能力を備えていることを国によって認められた者であり、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威ある国家資格です。

技術士につきましては、受験資格・方法などが掲載されています「(公社)日本技術士会」のホームページを参照下さい。

食品技術士センターの歴史

創設は1969年秋、日本技術士会会員の中で食品に関係の深い会員が中心となって、日本の食品工業の健全な発展を目的として発足した。

当時、日本技術士会の総会員は二千名足らずの時代、海外の企業では専門職コンサルタントを高給で活用しており、日本でもコンサルが活躍する時代を予想しての独立技術士と独立をめざす技術士の集まりとして発足した。

当時の食にまつわる課題は、①食品消費構造の変化、②技術革新の進展、③原料調達の広域化、④流通機構の革新と大型化、⑤労働力の不足と省力化、⑥資本自由化と外資の進出、⑦食品公害問題の発生、と2代会長である相澤孝亮氏が書き残している。その後の半世紀の大きな発展に会員の活躍もあったが、これらの課題は、今でも重要な課題である。

初代会長の辻薦氏が、食品技術士センターと命名した。その後、東京都食品技術センター(1990)という似た名前の組織が生まれたが、東京都のセンターの初代所長と辻氏は、大学同期と言うことで特にもめなかったとのこと。

食に絡む技術は、人が生存する限り必要な技術で、日々変化する技術でもある。農場から食卓までと長くかつ多様な産業連鎖によって日々活発に動いている。農業、水産、畜産と食材に関わる分野も多様で、それぞれ独自の技術分野として発展してきた。いずれも食材は生きた生物であり、食材の確保と改良は、生物としての理解とさらなる改良技術と直結しており最先端分野も含まれている。合わせて著量な食材をあつかう産業分野であり最新の機械化やIT化も素晴らしい速度で進んでおり分野横断型の技術発展の場となっている。

当初会員数は27名であったが、その後170名超と大きくなり、現在は128名の会員数である。会員の部門数を図に示した。食品技術が関わる部門の広さを示してる。総合技術監理部門の資格者は14.1%、それ以外の複数部門の資格者は4.8%である。生物工学部門の会員が多いのは、当センターが、生物工学部門を新部門としての立ち上げの母体となった歴史的経過もある。

地域での活動を続けているのが、大阪を中心にして、近畿本部 登録 関西食品技術士センター、そして、名古屋を中心にして、日本食品技術士中部協議会である。

食品技術士センターの活動

 毎月第3土曜日に例会と講演会、懇親会を開いており、例会は会の運営や情報交換、講演会は、技術士1名と外部講師1名で、最新情報の勉強会を行っている。会員間でのさらなる懇親会も盛んで、独立技術士として、会社を訪問する際の方法や心構えを先輩から教わったとふり返る会員や、海外の会社でのコンサル業務をする際のノウハウを伝えたり、仕事を紹介したり、会員間の技術の伝搬も行われている。転職情報もあり、より高い年収を獲得しながら転職されている技術士も見かける。

 会員による出版や著作活動も盛んで、微生物に「制御」を付けた微生物制御という用語を初めて使った「食品工場の微生物制御」(1975)を皮切りに活発な著作が続けられている。食品化学新聞の「食品技術士リレーシリーズ」では、食品の話題で随筆を定期的に掲載している。
展示会、ifia Japanや食品開発展などでは、技術士相談ブースを開いて、技術相談を受け、具体的な仕事を発掘し、一方、技術士への受験案内も行っている。

大学との連携にも取り組んでおり、東京海洋大学とは産学連携講演会として、これまで10回に渡り実施している。明治大学農学部とも新たな連携を始める予定である。農芸化学会大会のJABEEランチョンセミナーでも技術士の活動を紹介して好評であった。

当センターは、会員のために、毎月一回の定例講演会、またパネルデスカッションや工場見学研修会を開催し、内外の専門家講師から新しい技術情報を習得して会員相互の情報交換を行っています。これに加えて他の技術部門や行政機関などの会合、講演会等に出席して継続研鑽(CPD)に努めています。

・食品技術士センター会員のコンサルタント活動 国内外を問わず、食品産業におけるあらゆる技術的課題について、コンサルティングや技術協力のご要請があれば、専門技術士が厳格な守秘義務などを厳守の下に、責任を持って問題解決に尽力致します。更に詳しい業務内容詳につきましては「業務案内」欄をご覧頂き、お気軽にご相談下さい。

会員募集中

当会では、一緒に活動する食品関係の技術士、技術士補、食品の技術に興味のあるメンバーを募集しています。

募集していいるのは、日本技術士会に登録した「技術士」もしくは、「技術士補」であり、技術士以外でも食品関係の技術等にご興味のある方です。

【入会のメリット】
1.食品に関する多方面の技術者と交流を深められます。
2.話題の外部講師や最新の技術内容についての講演会に会員価格で参加でき、新年会、工場見学会などのイベントに参加できます。
3.技術相談についての紹介を受けられます。

まずは、当Webのお問い合わせからご連絡ください。