だれでもどこでもサラダ菜を作って免疫力を高めよう!! 

     技術士(農業部門) 鈴木 修武 (鈴木修武技術士事務所)

  食品化学新聞社 2022年2月10日記載記事 

 江戸時代から続く生家は、戦後からボカシ肥料を作って茶、野菜などを栽培していた。レタスをお土産に社宅へ持って行くと子供達が甘くて美味しいと食べたと聞いた。近隣の老人達を集めて、上記の永谷平戸川端講習会をした。バカウケであった。野菜の種から芽が出る。成長する。自家栽培試料のサラダ菜を配ればみんなおいしいと言った。横浜のベランダと狭い庭で色々なサラダ菜を栽培して食べている。おいしい野菜は体に良く、免疫力もアップするか。

  1. 免疫力は、17~18歳でピーク、後は減少のみである

 仲間の勉強会で、芦刈医師に「玄米による認知症予防」を聞いた。運動・栄養(野菜、魚を中心の食事)・ストレスから解放して明るく生活・脳トレ・医療で定期健診 とこんな仙人みたいな生活ができるか?「ガン予防の5箇条」をどっかで聞いたことがある。それとあまり変わりなかった。「からだと免疫のしくみ」(上野川修一著、日本実業出版社:原著Goldstein.A.Lら)で、免疫機能は、10代後半がピークで年齢とともに低下し、感染症、ガン等にかかりやすくなる。65歳以上は、コロナにかかると死亡率が上がるよ。これでは外に、旅行に、外食に行けないわ。ストレス発散で散歩する。仲間を集めて講習会となった。

  • ボカシ肥料は簡単に作って、サラダ菜栽培して食べる

 伊勢原の友人が、農業事故で魔法の肥料の提案がなくなった。自称魔法の肥料で、世間ではボカシ肥料と言っている。実兄が田舎で農業を50年前から行っており、横浜で出来ないか実験した。菜種カス、米ぬか、骨粉等入り原料を使い、市販農業用の麹、納豆、乳酸、酵母各菌等を配合した。室内で、15ℓポリバケツを使って全試料を入れて、ペットボトルの湯たんぽと使い捨てカイロで温度調整して成功した。この肥料を栽培に使うと美味しく野菜も容易に作れる。魔法の肥料は、土壌微生物が活性化するので、作物は良く育ち、美味しい野菜もできる。なぜ美味しいか? 肥料中の蛋白質を微生物が分解して、アミノ酸やペプタイドなどを作りこれらを植物が吸収するらしい。これを知っていたので実践した。20年以前に仕事仲間と「生ゴミ分科会」を作って、ゴミ減量に提案した。多分、清掃組合に反対されて有機肥料計画は頓挫した。EUでは生ゴミ、食品、畜産、農産各廃棄物、街路樹、道路雑草などを使い大型有機肥料工場(政府の予算)で肥料を作り、運転費用は肥料を売って経営している。日本の様に縦割りで、省庁別に個別に処理しているので、成分の多様化と水分調整でうまくいかない。市町村の焼却場が多いのはそのためである。当時、水分を減量させた家庭用生ゴミを、微生物を使って経験しており今回は菜種カスにした。サラダ菜は、都会でもできる。筆者は、半坪の庭とマンションのベランダで、18種類のサラダ菜とサニーレタス、キュウリ、ミニトマトなどを魔法の肥料と化成肥料、鶏糞と市販培養土を用いて周年栽培のノウハウを得た。サラダ菜は、イソチアネートオウ一杯の辛い黄からし菜、ハーブ系ルッコラ、中国野菜のターサイ、水菜、ビート等色々な野菜が収穫でき食べると美味しさと触感が違い驚嘆する。ブロッコリーやホウレンウも生で食べられ、キャベツは、葉や若い花、新芽の食感と味は、新鮮野菜の醍醐味である。散歩仲間に提供すると自分で作りたい人達がおり川端講義になった。

 3.花はなぜ美しいか。植物はなぜ、体に良いか

 「植物はすごい」(田中修著・中公新書)によれば、植物の祖先は、海から陸に上がった時に太陽の強い光を浴びて多くの光合成している。植物でも人間でも紫外線で活性酸素ができる。この活性酸素を防御するために色素と言う抗酸化物質を作る。美しい花は、色々な色素を作り防御すると同時に昆虫や人間の役に立つ。動物も植物も酸素呼吸をするので、活性酸素ができる。植物の体や種を守るための抗酸化物質を人間が利用しているだけである。抗酸化物質にも種類が多く、トマトの赤のリコピン、ナスの紫のアントシアニンも、オレンジのカロチン、ニンニクの白のイソフラボン、ホウレンソの緑のルティンもみんな抗酸化物質である。日経で売れている本が紹介されていた。「食べる投資・ハーバードが教え世界最高の食事学」(満尾正著・アチーブメント出版)によると、現代人には、「栄養」と言う投資が足りない。納豆、食物繊維、魚を、1日4色の野菜を。甘い飲料、糖度の高い果物・野菜は禁止。読んだら、筆者の日常の食事であった。提案で頂けないのは、ココナッツオイル、亜鉛、マグネシウムのサプリメントであった。皆様、どのように思われますか。

(食品化学新聞2022. 2.10号 掲載)