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2022年6月18日(土)例会、講演会

例会 講演会

機械振興会館 及び Web

10:30~12:00 理事会
13:00~13:30頃 例会

14:00~ 講演会

講演1:「食品の用途発明に関する審査基準の改定と機能性表示食品の権利保護」

藤井技術士事務所 代表 藤井幹夫氏(技術士生物工学部門、工学博士)

要旨:
平成27年に登場した機能性表示食品届出制度では先行企業の論文等を引用することにより後発企業が容易に機能性表示を行うこと(いわゆるエビデンスのタダ乗り)が可能であったが、約1年後の平成28年4月の特許審査基準改訂により食品の用途発明が認められ、先行企業の権利を保護できるようになった。機能性食品特許の審査経過・登録状況を俯瞰することで各企業のユニークな特許戦略が見出されたのでその概要を紹介する。

講演2:「ゲノム編集技術を応用したGABA高蓄積トマトの開発と今後の展望」

筑波大学生物環境系 教授、理工情報生命学術院 学術院長 江面 浩氏

要旨:
生物の遺伝子機能を精密かつ効率的に調節できるゲノム編集技術が登場し,生命科学分野での利用が広がっている。この技術は,2020年ノーベル化学賞に輝き,今後,作物の品種改良技術として利用が拡大すると予想される。我が国では,ゲノム編集作物の商業利用の法整備も2019年に完了し,ゲノム編集作物の社会実装が始まっている。本講演では,演者らが取り組むγ-アミノ酪酸(GABA)高蓄積トマトを事例に,ゲノム編集作物の開発と今後の展望について紹介する。

参加、Web視聴申込みは、PassMarket からお申し込み下さい。