2024年9月21日（土）例会・講演会・情報交換会
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講演1：「食の安全・安心への取組み（危機管理の観点から）」㈱イズミ食品埼玉工場 代表取締役社長 川越康史氏（技術士農業部門、当会会員）
【講演趣旨】
食の安全・安心に関しては、HACCPやISO等の認証や事業者独自のシステムの導入による網羅的な品質管理により、商品の安全性を担保する取組みが行われている。
一方で、自主回収の案件は引き続き発生しており、事業者にておそらく相当数発生していると思われる危機管理案件の極小化が、依然として食品業界の課題の一つである。
本講演では、演者が今までに食品事業者において従事してきた品質管理や品質保証、製造管理の業務経験の中で対応してきた多くの危機管理の経験を踏まえ、食の安全や安心への取組みに向けた品質管理や品質保証のあり方について発表する。
講演2：「心理的アプローチによる昆虫食研究」
東京大学大学院経済学研究科 講師 元木康介氏
【講演趣旨】
近年、環境・栄養面での利点などにより、昆虫食が注目されている。しかしながら、日本を含む先進国における昆虫食受容の割合は依然として低いままであり、昆虫食受容をいかに高めるかが大きな課題となっている。本講演では、国内外の最先端の研究を中心として、消費者が昆虫食をどのように捉えているか、そして昆虫食受容を促進するためには何が必要かについて、基礎知識から最新知見、受容促進策まで述べる。