毎月の講演会は、会員以外でも参加して聞くことができます。ご活用ください。

2022年3月26日(第4土) 講演会

例会 講演会

2022年3月26日(第4土) 講演会 14:00~16:50
場所 :機械振興会館(リアルとWeb両用、状況によってWebのみ)
10:30~12:00 理事会
13:00~13:30頃 例会
14:00~

講演1:「アミノ酸の工業生産を支える分離精製技術」 佐野千明氏 (佐野技術士事務所 代表、技術士生物工学部門、博士(農学))

講演要旨:
生命の基幹物質であるタンパク質を構成するアミノ酸の工業生産は、110年以上前、日本でタンパク質を加水分解法によるグルタミン酸ナトリウム結晶の生産から始まり、その後、発酵法により全世界で年間数百万トンが生産されるまでに発展した。この間、日本は常にこの分野で世界をリードし、バイオ産業発展の基礎を築いてきた。本講演ではアミノ酸工業生産を支える分離精製技術に着目し、その原理と応用について解説する。また、最近のアミノ酸関連技術の進歩も紹介する。

講演2:「超高齢化社会における抗炎症サプリメントの活用 ―フラボノイドとビタミン関連物質の有効利用―」
東北大学名誉教授(大学院農学研究科・学術研究員)、株式会社東北アグリサイエンスイノベーション(TuASI) 代表取締役 駒井三千夫氏

要旨
既に高齢化社会となり国の医療費の負担が増え、薬に頼らずに食生活によって事前に健康を守っていこうとする考え方が国の方針となった。健康的な食生活をしていくことが重要であるとの認識も広がり、2015年以降には「機能性表示食品」制度に基づいたサプリメントの市場も年々拡大している。当講演では、ビタミン関連物質と、抗酸化性がトップクラスのフラボノイドであるタキシフォリンの抗炎症効果や抗メタボ効果について紹介し、今後の有効利用について展望する。

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